AODT ジョイントセミナー 備忘録①

3月29日〜31日の三日間に行われた

AODT(The Association of Dance Teachers)主催の

ダンス教師&治療家ジョイントセミナーを受講してきました。


2005年より始まったこのセミナー、

当初はヤン・ヌイッツ先生をお迎えしていましたが、

彼の引退を機に

キミー・ロウエンス先生(元アントワープロイヤルバレエ学校ディレクター)を

改めてお迎えすることになりました。

その初回のセミナーになります。


キミー先生の指導は受講生徒との距離感が絶妙。

コレクション(動きの修正)だけではなく、

できていること、できていない改善点についての

フィードバックが双方必ず入っています。

改善点(=直すところ)が主体になる教師は多いと思うのですが、

キミー先生の場合はほぼ半々という印象でした。


もちろんインストラクションは的確。

身体の使い方、音楽の使い方、求めているステップの質。

それらはまるで宝石のように散りばめられています。


初めは慣れていない外国人教師のレッスンに戸惑っていた

ティーンエイジャー達もそうした指導を受け、

徐々に意欲的、積極的な取り組み姿勢へと変化していきます。

積極性が高まれば、おのずと身体も変わります。

ほんの3日間でこれだけ変化するということは、

連日のレッスンだとどれだけ伸びるんでしょう!

「キミーマジック」だと思いました。


私、そのマジックの種明かしを知りたくて、

質疑応答時間に思い切って質問しました。


キミー先生の生徒への態度がすばらしいと感じました。
個人も見ておられるし、全体感も常に維持されています。

その雰囲気からか、生徒達の態度から積極性を引き出していると感じました。
生徒への接し方に何か工夫されていることや

それの元になる考え方がありますか?

(一語一句同じではないです。結構テンションupしてたので…汗)


すると、キミー先生、シャキンと背筋を伸ばされて、

「この話題はとても長くなるんですけど、何分話してもいいかしら」。


先生の指導の核になるものだったのではないかしら、と

後になって思っています(^^)


キミー先生がおっしゃるには、

肯定的なムードを常に作るよう心がけ、

生徒が先生が提示した課題をクリアするのを

信じて待つ態度をもっておられるということでした。


私の印象に強く残っている言葉は、

I am here.

という意識を持たれて、生徒を導いておられること。


これ、読んだだけでは、

意味がワカラナイですよね〜(^^;)


私が受け止めた感覚では、先生がすこ〜し先に行って

「おいで、おいで」ってしてる感じなのです。

誰も見捨てたり、見放したりしないって感じ。

とてもポジティブでエンパワーメントのある態度なのです。


「指導者としてこう在りたい姿」を見せていただきました。

今、思い出しても胸が一杯になります。

あなたに会えて良かった…と心から思います。


他にもいろいろお話してくださったのですが、

このブログを書いているのは3週間後と時間が経過してしまったので、

インパクトのあることを載せています。

もちろんテクニカルなことも初心に戻るような形で

指導者クラスでご指導いただきました。


興味ある方は、受講された方にぜひ聞いてください。

受講者のバレエ指導者の皆さんが心打たれておりましたのでね(^^)


さて、ちょっと長くなりましたので、

もう一つの心に残ったエピソードは次回に回したいと思います。

「書く書く詐欺」にならないようがんばります(^^)