今日の記事はハッピーバレエライフ。
バレエをもとにしたお仕事をしている人 ご紹介シリーズ 第2弾。
ウッチグランドシアター(ポーランド)で数回主演やメインキャストを務めたのち、2019年6月に本帰国し、これから拠点を日本に変えて活躍する
川合十夢(かわい とむ)さんをご紹介します。
十夢さんは静岡県焼津市出身で現在24歳。
3歳のころからお母さまが主宰する西川菜穂子モダンバレエスタジオで踊り始めました。
10歳からは週末上京し、アクリ・堀本バレエアカデミーでクラシックバレエに磨きをかけていきます。
17歳のときにご縁が巡り、スイスのルードラへ留学。
ルードラ卒業後はウッチグランドシアターの契約を得て入団。
いよいよ念願のプロダンサーとしてのスタートを切ります。
2017-2018年シーズンの「ドン・キホーテ」ではバジル役を、2018-2019年シーズンではベートーベンへのオマージュ作品「SCILENCE」でメインキャストであるベートーベンのクリエイター役を射止めます。
そして、これを最後に日本に本帰国を決意されました。
ヨーロッパでのプロ活動は丸6年で終止符をうち、2019年7月以降は日本での活動をスタート。
このハッピーバレエライフ バレエをもとにしたお仕事をしてる人ご紹介シリーズのコンセプトはバレエをライフワークにしたい人の希望や夢を応援すること。
十夢さんは海外でプロとして活動する夢を叶えたという点でこれからを望む人達のロールモデルになると思います。
そんな十夢さんにお話を伺いました。
.・゜゚*゚✿.・゜゚
ひろみ:
何歳からバレエを始めたのですか?
十 夢:
3歳です。母が主宰しているモダンバレエ教室で気がついたら踊ってました。
踊ることをやりたいというより、踊ることが当たり前って感じでした。
小学校に入ってからはコンクールに出場してましたね。
10歳からはクラシックも必要だと母の勧めでアクリ・堀本バレエへ毎週末通いました。
ひろみ:
静岡から埼玉まで毎週末ですか!それはがんばりましたね!!
ひろみ:
17歳で海外留学をされたのですよね?
海外へ出ようと思ったキッカケって何ですか?
十 夢:
通っていたスタジオの先輩や同期が海外へ行き始めたんです。
それもあって海外へ出る選択肢に気づきました。
先輩を見ていて自分にも不可能ではなく、挑戦してみようという気になりました。
ひろみ:
留学先はスイスのベジャールバレエ併設のルードラですよね。
ルードラを選んだ決め手は何ですか?
十 夢:
ベジャールが好きでルードラスクールの存在を知り、「そこへ行きたい!」と直接コンタクトを取りました。もう、そこしか考えなかったですね。
ちょうどローザンヌ国際コンクールに出場する仲間がいたので、それに同行させてもらえたんです。
ルードラのクラスを一週間受けました。それがオーディションでもあり、無事入学許可をもらいました。
(※ルードラはスイス ローザンヌが拠点)
ひろみ:
ルードラのどんなところに惹かれたのですか?
十 夢:
ベジャールが建てた建物、カリキュラム、作品、世界観の全てです。ボクが行ったときはもう彼は故人だったけれど、憧れの直系のダンサー、振付家、ディレクターの方々から習えることが一番の近道です。残り香のようなものがあるんです。バレエの歴史の背景になる建物ひとつとっても昔からのものに触れられるんです。
ひろみ:
あぁ、なるほど。わかります。海外の街並みひとつとっても感じるものがありますよね。ましてや、ベジャールのスクールとなると、相当なものでしょうね。
十 夢:
はい、そうなんです。本当にルードラを、ベジャールを選んで良かったです。
ひろみ:
ではですね、、、海外に出て得られたものをお聞かせください。
十 夢:
言葉や生活スタイルの違いを知りました。そこに合わせていく…というか、そうせざるを得ないんです。話して雰囲気から習得していきました。
ひろみ:
そうやって異文化に順応していかれたんですねぇ。
ひろみ:
日本との違いって、どんなことがありました?
十 夢:
バレエが身近にありますね。映画館みたいな感覚。街で舞台の観客から声かけられることもあるんですよ。『良かったよ』って。
ひろみ:
わー、それは嬉しいことですね!! 確かに身近じゃないと、それは起きませんね。
十 夢:
日本だとなんか敷居が高いんですよね。チケットも高い。
ひろみ:
チケット高いとそうそう劇場へ行けなくなりますね〜。安いと気軽に足を運べます。実に羨ましい。
ウッチのチケットはS席で2,000円くらい。日本に比べるととんでもなく安いですよね。もちろん物価の違いがあるのでしょうけど。劇場文化に行政からの補助もあるので、その価格なのでしょうね。
ひろみ:
他にどんなことが違いますか?
十 夢:
生活リズムの違いがありました。ヨーロッパの人って、仕事とかレッスンではちゃんとしてるんですけど、プライベートになると時間にルーズな人が居るんですよ。例えば、5人で12時集合って約束したら、必ず2人くらいは遅れてくる。初めはイラッとしてたんですけど、順応して、溶け込んで、理解して慣れようとしました。ストレスを感じなくするために(笑)
ひろみ:
ははは、なるほど。
十 夢:
あと、日本人って勤勉・勤労だと思います。
ヨーロッパは開始時刻は適当なんだけど、終了時間はキッチリしてて。日本って逆だなって。日本は開始時間はキッチリなんだけど、いつになったら終わるのかが読めない(笑)
ヨーロッパは個人主義で面倒くさがり屋で自分の責任の領域がコンパクトです。
日本だと責任は先生がとってくれるんだけど、ヨーロッパは全て本人次第なんです。意欲、向上心を持って取り組めば結果が変わる。
ひろみ:
責任の領域・・。あー、これは日本人が海外へ行って感じる違和感の一つですねぇ。でも、慣れるとそっちのほうがいい意味で人との境界線を獲得できるような気がします。日本は村社会ですしね。。。。
ひろみ:
ヨーロッパに出て良かったことって何ですか?
十 夢:
やっぱり舞台数が多いことですね。週に1回はある。
バレエだけできる喜び、バレエだけを見ていける喜びがありました。
ひろみ:
踊ることに専念できる環境で踊れるって本当に幸せですよね。
ブログの読者さんが羨ましがっておられますよ。きっと(笑)
.・゜゚*゚✿.・゜゚
とても長くなってしまったので、ここで一旦中断して、
後編へと続きます。
続きはこちらです。>>>
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