先日、ブルノンヴィル講習会の見学に行ってきました。
このブルノンヴィルセミナーは2010年より9年続き、
途中で抜けたりしつつも今回で第6回目。
ブルノンヴィルメソッドのレッスン、作品、歴史背景などを学びます。
レッスンは曜日でカテゴライズされており、
2010年は月曜クラスから始まり、今年はやっと土曜クラスまでこぎつけました。
ちなみにブルノンヴィルメソッドのレッスン動画はこちら。
月曜クラスから土曜クラスまでご覧になることができます。
なかなかハードなアンシェヌマンで、今はデンマークのバレエ学校でも
通常のクラスでは指導してないとのことです。
私は最終日の発表会へ見学にうかがいました。
ほぼ毎回受講している生徒でもある息子は
怪我の療養中だったので残念ながらフル参加は断念。
でも、せめて見学とマイムだけでも…と日参してきました。
今年の課題作品は『ナポリ』だったそうで、
男性主人公ジェンナロのマイムを
フランク・アンダーソン先生が見本で見せてくださったそうです。
それを見た息子は大感動!!!
その時の演技がとても自然でまさにジェンナロそのものだったからです。
ナポリを知らない人はこちらの動画をどうぞ。
この動画はフランク先生は出てませんが、参考にはなると思います^^
ブルノンヴィルメソッドの真骨頂は自然なマイム。
観客に作品が理解できるように、
説得力を持たせるための方法論が確立されています。
ちなみに、2017年に行われた井上バレエ団の公演で
『ゼンツァーノの花祭り』を踊った息子ですが、
その際、フランク先生、エヴァ・クロボーグ先生に
作品のシノプシスをもとにマイムと振付をご指導いただいています。
特に冒頭の部分、二人で歩いて出てくるところには
細かなストーリーがあるのです。
さてさて、話が横に逸れそうなので、戻りましょう。
情景が見えてくるほどのフランク先生の
マイムの自然さに感銘を受けた息子くん。
最終日にフランク先生に尋ねました。
会話は英語でおこなわれていましたので、
意訳という形で掲載させていただきます^^
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フランク先生のマイムにとても感銘を受けました。
それを身につけるためのコツやキーポイントのようなものはありますか?
うーん、それはシークレットだな(笑)
と、なかなかお茶目なフランク先生。
いやいや(笑)
これはね、長い時間と多くの回数が必要なことだよ。
そして、とても大切なことは「心から」であることなんだ。
誠実であること。自分の内面を通してでてくることだ。
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うーん、深い、深いです!!!
マイムを、表現を、いかにリアルに落とし込むかは
内面を自分自身を誠実に見つめること。
この会話をかたわらで一緒に聞いていた私、
こんなことを思いました。
長い時間と多くの回数・・・・
これは経験のことをいっている・・・
マイムを追求できる環境(デンマークロイヤルバレエ団)に
長く身を置くことのできたフランク先生だからこそできた経験。
その経験があって現在の至芸にいたっている。
今、そのような場は世界でもとても少なくて、
しかも日本人がそのような場へ入り込むことも難しいのが実情。
マイムをより高めたいと思ったダンサーはどうしたらいいんだろう・・・。
そんな問いが宿題として心に残ったのでした。
でも、この問いを持ち続ける限り、
その課題をクリアするための経験はやってくるよね、きっと。
内面を表現できるダンサーに向かっての価値ある問いだと思っています。
本当に素晴らしい価値の高いセミナーでした。
ロマンチックバレエの神髄を伝承している世界でも少ない学びの場。
6日間朝から夕方までの過密スケジュールでハードですが、
それだからこそ得られるものは大きいと思うので、
まだまだ続けて後世に残してもらいたいと思います。
デンマークからいらした講師の先生方、
主催の井上バレエ団の皆さま、ありがとうございました。
こちらは指導者、運営者のための講座。ただいま準備中。
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